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- ニガテな人
- 誰しも、「ニガテな人」というのは、いるのではないでしょうか?
相手のキャラクターはそうでもないけれど、その立場がニガテ、という場合もあるでしょう。舅、姑などは、それに当たるかもしれません。
- その人の前に出ると、どうにも居心地が悪く、居ても立ってもいられなくなってしまう…。何を話していいかわからず、無理して話すと、相手のヒンシュクを買ってしまう…等々。
- Aさんのニガテな人は、切れ者と言われる会社の上司。短気で断定的な物言いが、どうしてもAさんのペースと合いません。Aさんの反論にも、一応耳は傾けてくれるのですが、途中でもういいと思ったら、「ハイ、この件はそこまで」と、話を打ち切られてしまいます。
Aさんもその上司に話を通すときは、準備を重ね、できるだけ手短に、結論を先に持ってきたりしますが、うまく行ったためしがありません。
人の話をじっくり聞くタイプのAさんなので、余計そう感じるのでしょうか?
- ところで、「ニガテ」とは、どういうことでしょう?
- 例えば、子供の頃、ニガテな教科は何だったでしょうか? 国語は得意だけど算数はニガテ、という人は結構いたように思います。
- スポーツでも、よく、ニガテにしている選手、チームというのを耳にします。
横綱であっても、ニガテな平幕の力士がいたりします。
体操の内村選手は、あん馬がニガテ種目のようです。
- ニガテは「嫌い」とは違います。ニガテだから嫌いになる、ということはあるかもしれませんが、最初に嫌悪感や不快感を抱くわけではありません。相手が手強いから、ニガテになって行くわけです。
- では、なぜ手強いのでしょう?
- それは、その人やものが、自分にはないものを持っているからです。
自分とは違う場所、自分とは反対側にいることが多いからです。
- でも、ニガテを克服できたら、人はステップアップします。受験でも、ニガテな科目を得意科目に変えることができたら、合格がグッと近づいてきます。
- ニガテな人、ニガテなものを避けないでください。
ニガテな人、ニガテなものは、あなたを成長させてくれるありがたい存在なのです。
- そして、それが、いつしか好きなものに変わっていることもあるでしょう。
ニガテだった異性と、いつの間にかお付き合いを始めることがあるように。
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