bk
- 信じ切るということ
- 「自分に起こることすべてが、自分のために必要なことだ」
そう信じ切ることができれば、悩みというものはなくなるかもしれません。
人生、笑って過ごすことができるようになるでしょう。
- しかし、なかなか人は信じ切ることができません。
すぐに疑ったり不安になったりしてしまいます。
なぜでしょうか? なぜ、信じることができないのでしょうか?
- それは、人には全体が見えないからです。なぜこういうことが起こるのか、いまの自分に何が必要なのか、それがわからないからです。
自分が見える範囲、わかる範囲でしか人は判断ができません。
- あと数十メートルで頂上なのに、霧で周囲が見えないと、諦めて下山するかもしれません。このまま歩を進めて行けば頂上は近いと言われても、それを信じ切ることができないのです。いくら歩いても頂上に着かないのではないか、道を間違っているのではないかなど、様々な不安や恐怖が襲ってきます。
- では、どうすれば信じることができるのでしょう?
- 自分を信じなければいいのです。
- 全体が見えないことで判断を誤るのだとしたら、判断する自分を信じなければいいのです。
- そもそも、なぜ悩みが生まれるのか、思い返してみましょう。
それは、自分の思い込みと現実とのギャップから生まれるものでした。
自分にとって幸福はこんな感じ、でも現実はそうじゃない、だから私は不幸だ…。
- ところが、自分を信じていなければどうでしょう?
自分の思い込みや価値観があったとしても、それから生じた不安や恐怖を信じる必要もなくなります。
- そして、自分を信じていない分、他のものを信じる余地が生まれます。
なんか、自由な感じがしませんか?
- そして、その余地で何を信じるか?
現実を信じてもいいですし、理想を信じてもいいですし、神を信じてもいいでしょう。空き地のままでもいいかもしれません。それは、あなたの自由です。
- 中には、「自分に起こることすべてが、自分のために必要なことだ」と信じる人も出てくるかもしれません。
-
閉じる