- いい加減な悩み
- 譲れば道は開かれる。
それは、試してみればわかることです。
前回のコラムを読んで、試して頂いた方はいたでしょうか?
- 譲ること、
それには、上記以外の効用もあります。それは、自分がルールを破った場合に現れます。
- 前回の例1.とは逆のパターン、
つまり、駅の上り用の階段を自分が駆け下りてきて、人とぶつかりそうになった場合です。
- ルールを守っていなかったのはあなたの方です。
- もし、普段から譲ることをしていなかったとしたら、あなたはここでも譲ることができず、相手がよけてくれなければ、ぶつかってしまうかもしれません。
そして、その非はあなたにあります。
- あなたは、ぶつかったことに加えて、自分がルールを守っていなかったという自責の念に囚われます。
- 上り用の階段だと気づかなかった自分が、許せなくなったりします。いくら急いでいたからと言っても、相手に迷惑をかけたことに変わりはありません。
- 相手に対して不寛容な人は、自分に対しても不寛容になりがちです。
それが悩みを生みます。
- 人は必ず間違います。間違わない人はいません。
間違ったときは謝罪し、改めればいいのですが、必要以上に落ち込んだり、自分を叱ったりする人がいます。
- それは、前向きではありません。
不寛容にがんじがらめにされる必要はないのです。
- 人も許し、自分も許し、そして、ある程度「いい加減」に過ごしてみたらいかがでしょうか?
- いい加減は「ちょうどよい程度」という意味もあります。
極寒や極暑の中にいると、体はなかなか自由に動きません。
程よい程度の方が、私たちは心地よく過ごすことができます。
- 厳しすぎず、緩すぎず、力を抜いてリラックスしてみましょう。
悩みもリラックスして、「いい加減な悩み」に変わってくるはずです。
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