世界を巡る悩み
世の中は、暗いニュースに溢れています。
ニュースというものが暗いのか、世の中が暗いのかはわかりませんが、ニュースに触れると薄暗い気持ちになることは、よくあることです。
争い、事故、災難、差別や格差、不景気…
なんとか争いや差別のない穏やかな世の中にしたい。
皆が、豊かに幸せに暮らせる世の中にしたい。
多くの人がそう望んでいるにもかかわらず、世の中はなかなか望むような方向には進んで行きません。
私たちにできることは何だろう、何をすればいいのだろうか、
何をしても変わらないのだろうか、私たちは無力なのか…
そのよう悩みを抱える人は、意外に多いものです。
このような悩みから脱出するには、どうしたらいいのでしょう?
まず、第一に避けたいのは、そのような無力感に囚われて、本人までもが暗い人になってしまうことです。世界中が薄暗くなったとしても、あなたが一人でも明るくしていれば、あなたは希望の光になることができます。
第二に避けたいのは、「世の中が暗い」という先入観を抱くことです。
人の念は意外に強いものです。「世の中は暗い」とあなたが思うことで、世の中は本当に暗くなってしまうかもしれません。
第三に、自分や人間の物差しなど、一部の物差しだけで、暗い明るいを測らないことです。例えば、自然災害は、人間から見れば「災害」ですが、地球からすれば自然現象に過ぎません。
そして、やはり大切なのは、仮に世の中が暗くなっているとしても、この暗さは夜明け前の暗さだ、と思う前向きな姿勢です。夜明けは確実に近づいている、と確信することです。
どうして、そんな確信を持てるのでしょう?
そもそも、暗いとか明るいとかいう感覚は、とても個人的で相対的なものです。
本当に明るいのか暗いのか、その客観的な判断は、誰にもできません。
それに、明るい世の中にしたいと望んでいる訳ですから、そのゴールを信じ切れないということは、実は、暗いままでも仕方ないと思っていることになってしまいます。
私たちにできること。 それは、どこまでも前向きに、明るく過ごすことです。
そして、日々に自分のなすべきことをなすことです。
それだけで、世界を明るくし、世の中に希望の火を灯すことができるのです。
 
 

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