- 身の上相談 2
- かなり昔に観た映画の話です。
- 主人公は、ラジオでリスナーの性の悩みに答えている女性パーソナリティーです。
自分の豊富な経験を織り交ぜた過激な表現や、駆け引きのテクニックの巧みさ、そして、何よりリスナーに寄り添った親身なアドバイスで、大変人気のある番組でした。
ところが、彼女自身は、男性と付き合った経験がありませんでした。
- 彼女はリスナーをだましたのか、という問題は残りますが、多くの相談者の悩みを共有し、その悩みに真正面から向き合ったのは事実です。
嘘をついたことは彼女の罪ですが、多くの相談者が彼女のアドバイスで、悩みを解消できたのも事実です。
彼女は男性と付き合ったことはありませんでしたが、人を救うことはできました。
- 彼女が嘘をついたことと、人を救ったことの功罪を、ここで問いたいわけではありません。
自分に相談者と同じ経験があろうがなかろうが、真摯に人の悩みを解消しようとすることは、やはり尊いのではないか、ということです(できれば、嘘をつかずに)。
- さて、映画の結末がどうなったか、残念ながらあまり記憶にありません。
- 彼女の嘘がバレそうになりながら、でも、恋人ができてハッピーエンドになったのか、嘘はバレてしまったけれど、恋人ができてハッピーエンドになったのか、いずれにしてもハッピーエンドだったことは記憶の片隅に残っています。
- あなたも、身の上相談の回答者になってみませんか?
- 経験も乏しいし知識もないからできない…なんて悩む前に、まずはやってみることです。
それが、悩み脱出法のひとつです。
-
閉じる