希望 2
悩んでいる時というのは、殆どの場合、近視眼的になっています。
ひとつのことに焦点が合いすぎたり、距離が近くなりすぎて、周囲が見えなくなっています。
距離が近くなりすぎているとしたら、引いた視点、大局的な視点を持てばいいのですが、それがなかなかできません。
自分の見ている世界がすべてであり、それ以外の世界は、悩んでいる人には存在しないのです。
しかし、自分に見えている世界が世界のすべてではないように、
自分の視点以外の視点が必ず存在します。
では、それをどうやって見つければいいのでしょうか?
自分は自分ですから、自分以外の視点を持つことはなかなかできません。特に、悩みの最中は至難の業です。
ただ、現在の自分は持つことができなくても、未来の自分は持つことができるかもしれません。
陰があれば陽があるように、顕微鏡的な視点があれば、俯瞰の視点があります。今の視点があれば、未来の視点もあるのです。
希望とは、未来を信じる力でした。
それは、未来の自分を信じる力でもあります。
なりたい自分を強くイメージしてみてください。
近視眼的な目線で鬱々と悩んでいる自分なのか、俯瞰の目線も併せ持っている自分なのか。
希望があることにも気付かない自分なのか、希望に満ち溢れている自分なのか。
いつまでも変わらない自分なのか、変わった自分なのか。
なりたいようになっていくのがこの世界なのです。
 
 

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