悩むことができる奇跡
なぜ、私たちは悩むことができるのでしょう?
私たちは生涯で、6億回の呼吸をし、4億リットルの空気を取り入れています。
私たちは生涯で、20トンの食べ物と90トンの水を摂取しています。
私たちの心臓は、生涯で20億回心拍し、20万トンの血液を送り出します。
私たちの体は、60兆個の細胞からできています。
そしてその細胞は、日々刻々入れ替わっています。
4億リットルの空気、20トンの食べ物、90トンの水がなければ、
20万トンの血液を体中に送り出すことも、
60兆個の細胞を活動させることもできません。
もっと言えば、
4億リットルの空気、20トンの食べ物、90トンの水がなければ、
悩むことはできないのです。
そして、当たり前のことですが、
この地球がなければ、太陽がなければ、
空気も水も食料も存在しません。
宇宙が誕生して137億年。
太陽や地球が誕生して46億年。
生命は40億年前に誕生し、
30億年前に光合成によって、酸素が生まれました。
現生人類の誕生は、20万年前です。
この長い長い何億年という時間がなければ、悩む環境は整わなかったのです。
悩むことができるということ、
それはまさに、このような奇跡の産物なのです。
 
 

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