- 「悩みの成長」
- すべての人が持っている「差」。
しかし、だからと言って、すべての人が悩むわけではありません。
- 悩む人と悩まない人との違い、それはどこにあるのでしょう?
- 人には感情というものがあります。
喜んだり、哀しんだり、楽しんだり、怒ったり…。
- 悩んでいるとき、人はどんな感情に囚われているでしょうか?
哀しみ? 絶望? 虚無感? 怒り? 憎しみ? 妬み? 自虐?
無力感?
- それらの負の感情に囚われているとき、悩みは成長して行きます。
- 「また今日も上司に叱られた」(ガックシ)
「自分は本当にダメだ」(自虐)
「でも、上司も上司だ。自分のことを全く分かってくれない」(怒り)
「なぜ、あの人ばかり誉められるんだろう。私の方が、できるはずなのに」(妬み)
- 悩みの増殖の始まりです。
- 負の感情をエネルギー源にして、悩みはどんどん自分を飲み込んで行くのです。
- では、負の感情を持たなければいいのでしょうか?
いつも前向きに、正の感情だけを持っていればいいのでしょうか?
- そうではありません。
- 負の感情も正の感情も、本来人間が持っている感情です。与えて頂いているものです。
- それなのに、一方だけを採用し、他方を封印することは、陰陽の一方を欠くことになり、
言わば片翼飛行の状態になってしまいます。
翼が片方なかったら、飛行機は飛べませんよね。
- 正の感情も負の感情も、両方あるのが自然なのです。
昼と夜があるように。女と男がいるように。
- でも、それでは悩みは一向に解消されないではないか?
そういう疑問が湧いてきます。
- しかし、それがそうではないのです。
- 負の感情も正の感情もしっかり認めること。
悩みも、否定せずに肯定すること。
- この肯定のエネルギーが浮力となり、両翼を得た飛行機は悩みの海から飛び立てるのです。
- ただ認めること、ただ肯定すること、それができるかどうかだけが、悩む人と悩まない人の違いなのです。
-
閉じる